クコの実の栄養基礎知識

クコの実の特徴、栄養・効能、選び方、保存方法、旬の時期、加工品など、知っておきたいクコの実の基礎知識。

クコの実の特徴

クコの実とはナス科の低木の果実を指し、鮮やかな紅色が特徴です。別名でゴジベリーやウルフベリーとも呼ばれます。
中国原産で、滋養強壮効果があるとして古くから生薬・薬膳料理に用いられてきました。生薬では「枸杞子(くこし)」と書き、疲労回復やかすみ目に効果があるとされています。
湿り気のある場所を好み、日本でも日当たりのよい土手や河辺に自生しています。枝には鋭いトゲがあり、魔除けとして生垣に利用されることも多くあります。
杏仁豆腐の添えとしてよく目にしますが、春の柔らかい葉や茎はお浸しや炒め物にして食べられます。

クコの実の栄養・効能

クコの実にはβカロテンが含まれており、粘膜を保護すると共に、強い抗酸化作用により体内の活性酸素の生成を抑えます。
またβカロテンと同じカロテノイド類のゼアキサンチンも含まれます。これは網膜や黄斑部に存在する成分で、眼球に入ってきた有害な光を吸収して黄斑を保護する役割があります。
クコの実はその他にも、骨を丈夫にするカルシウムや造血に必要な葉酸など、体の機能を正常に保つビタミン・ミネラル類も摂取できる果実です。

クコの実の選び方

実は鮮やかな赤色をしていて、小さすぎないものを選びましょう。
ドライフルーツは有機栽培や無添加など品質に配慮された製品や、ナッツやレーズンなどとミックスされた製品など種類があるため、用途に合わせて選びましょう。

クコの実の保存方法

ドライフルーツの場合は密閉容器に入れて、冷暗所にて保存します。

クコの実の旬の時期

クコの実は11〜12月の晩秋から初冬にかけて熟します。
ドライフルーツとしては通年手に入ります。

クコの実の加工品

ドライフルーツや果実酒、ジュースなどに加工されます。

TOP
テキストのコピーはできません。