「口紅」「グロス」「ルージュ」「リップ」という用語は、いずれも唇に関連する化粧品を指しますが、それぞれに特徴があります。
「口紅」は、唇に色を付けるための化粧品で、日本で最も一般的に使われる表現です。紅色を基調としながらも、様々な色が展開されています。口紅のメリットは発色の良さと色のバリエーションの多さですが、落ちにくさや唇の乾燥といったデメリットもあります。
「グロス」は、唇に光沢や艶を与えるための化粧品です。透明や半透明の種類が多く、自然な艶やボリューム感を出すことができますが、発色には乏しく、持続性が低いというデメリットがあります。
「ルージュ」はフランス語で「赤色」を意味し、日本では「口紅」と同様に使用されます。「ルージュ・ア・レーブル」はフランス語で口紅を意味しますが、日本では赤以外の色の口紅もルージュと呼ばれることがあります。
「リップ」は英語で「唇」を意味し、日本ではリップクリームの略としてよく使われます。リップクリームは主に唇の乾燥を防ぐために使用され、口紅の下地としても活用されます。色付きリップクリームもありますが、発色は口紅ほどではありません。