玄人の語源・由来

玄人は「素人」の対義語として生まれた言葉。
素人の語源である「白人(しろひと)」の対は「黒人(くろひと)」で、「くろひと」が音便化して「くろうと」になった。
玄人のふりをする意味の動詞「くろがる」は、「玄がる」のほか「黒がる」とも書く。
漢字に「玄」の字が使われた由来は、「玄」は「黒」よりも奥深く、容易ではない意味合いが強いことから当てられたものである。
玄人の語源には、一芸に苦労した人の意味で「苦労人(くらうと)」からとする説もあるが、「黒人」が玄人の意味で使われた例があるのに対し、「苦労人」が玄人の意味で使われた例は見られない。

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