ぼんくらは、盆の上での勝負に対する目利きが暗いことから、勝負によく負ける人を賭博用語で「盆暗」と呼んだことが語源とされる。
幼児を意味する「坊」が変化した「ぼん」に、「盆」の字が当てられたとする説もある。
しかし、「くら(暗)」が何を指していたか不明である。
その他、お盆の暑い頃に蔵の土を塗ると乾きが均等にならないため、お盆に造られた蔵を「盆蔵(ぼんくら)」と言いったことに由来する説もある。
しかし、漢字に「盆蔵」が使われた例が見られないことや、「蔵」は「くら」と読む漢字であるにも関わらず、「暗」の字が使われるようになった経緯が定かでなく、不自然な説である。