しこたまの語源・由来を解明 – 方言の交流と新説の可能性

「しこたま」の語源には諸説がありますが、最も有力な説は、「どっさりためる」を意味する上方語「しこためる」が、江戸語で母音交代して「しこたま」になったと考えられています。
また、もともと九州の方言で生まれた言葉で、「しこ」と「たま」が合成されたとする説もあります。「しこ」は「これしかない」などと使われる「しか」のことで、相撲の「四股」が当て字として使われていたこともあり、そのイメージから重さや量の意味が強まりました。一方で、「たま」は「しこたま」と同様の意味で使われる「たんまり」が略されたものか、「貯める」の意味であると考えられています。

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